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依然として仕事の忙しさは変わらずなかなかブログを更新することができません。
忙しいのは嬉しいことなのですが、忙しすぎるのも問題ですね。

さて、今回は私がここ数年はまっている現代ハードバップの話題でも書いてみようかと思います。
そもそも「現代ハードバップ」なんていう言い方がいつ頃から使われ出したのか知りませんが、けっこう抽象的な言葉だと思うのです。
現代ハードバップっていうと私の場合、「High Five Quintet」とか「One For All」あたりがすぐ思いつきますが、今もなおリー・モーガンを現代ハードバップって言う人もいますからね。
ガレスピーが「Night In Tunisia」を演ってハードバップって言われ始めた頃からすれば、リー・モーガンが活躍した時代に「現代ハードバップ」って言われててもおかしくないし、そのまま今にスライドしててもいいわけで。
それと、現代ハードバップって言うからにはビバップから発展していることになるので4ビートが基本なのかな、なんて考えたりもして。最近「現代ハードバップ」と称して出されているアルバム聴くとかなり4ビートじゃないものが多いんですよね。
なので本当は「コンテンポラリー・ジャズ」って言った方がいいのかもしれないですが。

ま、いずれにせよ最近はすっかりこの手のアルバムばかり買ってます。
毎月何枚も買っちゃうのでCDはどんどん増えていき今はもうラックに入りきらずに床に山積み状態となってます。
そんな山積みになったアルバムの中から私がおすすめしたいアルバムを何枚か紹介してみようと思います。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【ルカ・マヌッツァ(Luca Mannutza)】
まずはイタリアの人気ピアニスト、Luca Mannutzaのセクステット「Luca Mannutza Sound Six」のアルバムを2枚紹介します。

Tributo Ai Sestetti Anni 60
ルーカ・マンヌッツァ ルーカ・マンヌッツァ・サウンド・シックス
B0035WXKBG
曲名リスト
1. Ezz-thetic
2. Short Story
3. Sweet'n' Sour
4. Litha
5. You Know I Care
6. The Big Push
7. Grew's Tune
8. On The Ginza

日本語で書かれた帯には「トリビュート・トゥ・セクステット60 」と書かれています。2009年にレコーディングされたこのユニットの第一弾のアルバム。
フロントはAndy Gravish(Tp)、Max Ionata(T.Sax)、Paolo Recchia(A.Sax)という文句の言いようのない3人。
そしてリズム・セクションはリーダーのLuca Mannutza(Pf)、Renato Gattone(B)、Andrea Nunzi(Dr)。
このピアノ・トリオだけでも十分聴きごたえのあるプレイをしてくれているのに、これに凄腕の管3人が加わり演奏は本当に素晴らしいです。
個人的にマヌッツァのピアノが好きだということもあるけど、マックス・イオナータやパオロ・レッキアが何しろゴキゲンなアドリブを聴かせてくれています。そしてトランペットのアンディ・グラヴィッシュももちろん素晴らしいです。
ジャズ界ではサックスは素晴らしいアドリブを聴かせてくれる人が多いけど、それに比べトランペットはあまりいない気がします。そんな中でも現代のハードバップらしい音使いで熱いプレイを聴かせてくれるアンディ・グラヴィッシュですが、この人の音色が独特で少しキンキンした感じの音ですね。
個人的にはもう少し柔らかい音が好きなのですが、フレーズに惹かれてあまり気になりません。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

そしてLuca Mannutza Sound Sixの第二弾として去年(2012年)発売された「マイ・ミュージック 」。
MY MUSIC
ルーカ・マンヌッツァ・サウンド・シックス
B0093L1UZ6
曲名リスト
1. So Near, So Far
2. Evan's Even
3. Pippo
4. Libero
5. Safari
6. Nel Mare
7. Shades Of Gira
8. Cosi Come Sei
9. Two Friends

メンバーは1枚目とトランペット以外は全員同じ、トランペットだけがFrancesco Lentoに替わっている。「フランチェスコ・レント」って読むのかな?この人全然知りませんでした。聴いてみると正直アンディ・グラヴィッシュの方が良かったなと思ってしまう。でもそんなことはこのアルバム全体を聴いてみると大したことではなくなります。
それは、1枚目、2枚目ともに言えることだけど、このバンドのサウンドが何しろ良すぎるわけで、おまけにハズレの曲が1曲もないのです。ちなみにこのアルバムは全曲ルカ・マヌッツァの作品です。
彼はイタリアの人気グループHigh Five Quintetのピアニストも担当しているだけに、何曲かはHigh Fiveのアルバムに収録されている曲ともダブっています。
「これが現代のジャズ・サウンド」っていう感じに仕上がったアルバムだと思います。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

もう1枚、Luca Mannutza Sound Sixの第一弾で登場しているトランペットのアンディ・グラヴィッシュとサックスのマックス・イオナータがSound Six第一弾の録音の約5か月前にもルカ・マヌッツァとともにレコーディングしているアルバムがあります。
Round About
Luca Mannutza Sound Advice
B003H8F6SI
曲名リスト
1. La Giostra (The Round About)
2. Mami
3. Night Thoughts
4. Hi Fi
5. 21 Marzo
6. Jungle Juice
7. Turning Tables
8. Two Little Dogs

Luca Bulgarelli(B)、Marcello Di Leonardo(Ds)が加わったクインテットですが、ルカ・マヌッツァとアンディ・グラヴィッシュの2人の名義で出されたアルバムです。ルカ・マヌッツァのオリジナルばかり8曲収録されています。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【ニコラ・フォルメル(Nicolas Folmer)】
二コラ・フォルメル・ミーツ・ボブ・ミンツァー
ニコラ・フォルメル
B0052GLXSU
曲名リスト
1. Off the beaten tracks
2. Fun blues
3. Soothing spirit
4. Bop boy
5. Absinthe minded
6. Let's rendez-vous!
7. Le chateau de guillaumes
8. Black inside

フランスのジャズ・トランぺッター、Nicolas Folmer(ニコラ・フォルメル)が、ビッグバンドでお馴染みのボブ・ミンツァー(T.Sax)と組んでパリのジャズクラブでライブを行ったときのライブ盤「二コラ・フォルメル・ミーツ・ボブ・ミンツァー」。
ニコラ・フォルメルという人全然知らなかったのですが、一昨年(2011年)にこのアルバムが発売され、その直後に話題になっていたので買ってみたのです。
聴いてみるとこのニコラ・フォルメル、とにかくテクニックがすごいですね。YouTubeで映像を見ると唇の右の方で吹いていてなんだか吹きづらそうなのに、CDを聴いてると速くて難しそうなフレーズもすごく正確に吹いているんです。
そしてそのフレーズもまたすごいです。流れるように吹いてるスケールもよく聴くと斬新な音の並びでインとアウトを繰り返してるような、出たり入ったり・・・上手い表現ができませんが、とにかくコンテンポラリーなフレーズが炸裂します。
そしてテナーのボブ・ミンツァーもすごいですね。この人は名前は昔からよく知ってたけどプレイはほとんど聴いたことがなかったので聴いてびっくりでした。作編曲がメインの人かと思ってたけど素晴らしいソリストなんですね。
このアルバムでもう一人注目したいのはスペシャルゲストとして8曲中6曲に参加しているピアノのアントニオ・ファラオ(Antonio Farao)です。今もっとも注目されているピアニストらしいですが、このアルバムを聴けば納得です。特に8曲目の自身の作品でのピアノソロは圧巻です。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【Opus5】
クリスクロス・レーベルの代表格トランペッター、アレックス・シピアギンが参加している「OPUS 5」というユニットがあり、2011年と2012年にそれぞれアルバムをリリースしています。

INTRODUCING OPUS 5
OPUS 5 Seamus Blake Alex Sipiagin David Kikoski Boris Kozlov
Donald Edwards
B0059889ME
曲名リスト
1. Think Of Me
2. Tallysman
3. Baker's Dozen
4. Ton To Tom
5. Nostalgia In Time
6. Asami's Playland
7. Sokol

PENTASONIC
OPUS 5 Seamus Blake Alex Sipiagin David Kikoski Boris Kozlov
B008I66CSC
曲名リスト
1. The Saboteur
2. Videlles Dreams
3. Sign Of Life
4. Ducktones
5. Little Dancer
6. Three Days Of Maybe
7. Danny
8. Red Clay
9. Charlie'S Wig

メンバーは、Seamus Blake(T&S.Sax)、Alex Sipiagin(Tp、Flh)、David Kikoski(Pf、Fender Rhodes)、Boris Kozlov(B)、Donald Edwards(Ds)のクインテットで、2枚ともメンバーに入れ替わりがありません。
どちらのアルバムも大半の曲がメンバーのオリジナルで4ビートものはあまりありません。ピアニストのDavid Kikoskiは曲によってフェンダー・ローズを使いジャズロック的なサウンドを出したり、あるいは現代的な響きを出したり、また、管のソロもその響きに乗せて全体的に斬新なフレーズが繰り出されます。これらのアルバムこそまさにコンテンポラリーと言えるのかもしれません。
よく言われる「難しいジャズ」という部類に入るかもしれません。巷のジャズに飽きてきた人におすすめしたいですね。

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【ファブリッツィオ・ボッソ(Fabrizio Bosso)】
最後にファブリッツィオ・ボッソの最新アルバムを紹介しておきましょう。

Four Friends In Bari
Fabrizio Bosso Guido Di Leone Giuseppe Bassi Mimmo Campanale
B009A79KPA
曲名リスト
1. King Dorian
2. Wide Green Eyes
3. Bernie's Tune
4. E La Chiamano Estate
5. But Not For Me
6. Swing?
7. Nostalgia Di Cuba
8. Just Friends
9. The Nearness Of You
10. Mack The Knife
11. But Not Fot Me

メンバーは、Fabrizio Bosso(Tp)、Guido Di Leone(Gt)、Giuseppe Bassi(B)、Mimmo Campanale(Ds)でピアノレスのカルテットです。
ピアノではなくギターがコード楽器として参加しているため、全体的に非常に柔らかなサウンドになっています。これにボッソの歌心あふれるフレーズが見事に絡み合っています。ビートの効いた曲では緩急行きわたる巧みなフレーズ構成でボッソらしいストレートなプレイも聴けます。
この心地よいサウンドでスタンダード中心のプログラムを存分に楽しめるこのアルバムは、ボッソ参加の諸作品の中でも特におすすめしたいアルバムです。


今回紹介したアルバムやアーティスト以外にも今注目しているプレイヤーはたくさんいます。
ティレル・スタッフォード(Terell Stafford)、ショーン・ジョーンズ(Sean Jones)、パオロ・フレス(Paolo Fresu)、ジム・ケッチ(Jim Ketch)、フランコ・ピアーナ(Franco Piana)、アルド・バッシ(Aldo Bassi)・・・などなど。
いつかは紹介したいと思ってます。
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