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リー・モーガン

1958年10月30日。20歳のリー・モーガンはジャズ界の歴史的な名盤となるレコーディングを行った。

モーニン
ジャズの名盤「モーニン」
そのアルバムとは、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」だ。→
このアルバムは今さらあれこれ細かいことを言うまでもなく、ジャズを代表するアルバムと言っても過言ではない大ヒット・アルバムだ。
タイトル曲の「モーニン」は、ジャズと無縁の人でもたぶん一度は耳にしたことがあるはず。聴けば「ああこの曲かぁ」となるだろう。
テーマももちろんだが、リー・モーガンのソロはあまりにもカッコ良すぎで最後まで歌えるという人も多いのではないだろうか。

で、このアルバムのレコーディングが終わってからちょうど1ヶ月後の同年11月30日、まだそのレコード「モーニン」が発売される前にコンサートが行われていたのだ。
そのコンサートではこのタイトル曲の「モーニン」も演奏している。もちろん同じメンバーで。

アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ
     [ 1958年11月30日、ベルギーで行われたコンサートの様子 ]

レコード発売前だからお客さんはだれもこの名曲を知らない。お客さんは皆このコンサートで初めて「モーニン」を聴くのだ。
レコードと同じくモーニンの作曲者ボビー・ティモンズのピアノがテーマを投げかけ、それにリー・モーガンとベニー・ゴルソンのホーンが応える。
テーマに続いてリー・モーガンがこれまたレコードと同じあの有名な出だしからアドリブが始まり、そしてその後はもちろんレコードとは違う展開になるが、やはりモーガン節が炸裂するのだ。

そんなジャズ界の歴史的な瞬間と言えるこのコンサートだが、もしそのときの映像があるとしたらだれもが観たいと思うのではないだろうか。

なんとそれがあるんです!!

DVD「アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ ライブ・イン'58」
Live in '58 [DVD]1.Just By Myself
2.Moanin'
3.I Remember Clifford
4.It's You,Or No One
5.Whisper Not
6.A Night In Tunisia
7.NY Theme
アート・ブレイキー(ds)
リー・モーガン(tp)
ベニー・ゴルソン(sax)
ボビー・ティモンズ(p)
ジミー・メリット(b)

アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ ライブ・イン'58【楽天】

ベルギーでのコンサートをテレビ放送用に収録したものらしい。大きなホールで演奏している。
映像はもちろん白黒だが画質は良好。そしてなんといっても音質がいいのが嬉しい。カメラアングルも文句ない。演奏中のリー・モーガンをアップで捉えており、口元や指使いが手に取るようにわかるのだ。

アート・ブレイキーは出来立てホヤホヤのモーニンを紹介するとき「このレコードを買って私たちを救済してください。」なんてジョークを言う場面も映っている。

そしてなんと言っても演奏はどの曲を聴いても本当にすばらしい。
リー・モーガンの洒落たフレーズを絡めた「アイ・リメンバー・クリフォード」、ハーマン・ミュートを使った「ウィスパー・ノット」、ジャズ・メッセンジャーズの看板曲の「チュニジアの夜」など、曲も演奏もまったく文句ない。


< 以下の写真はこのDVDのキャプチャー画像 >
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズリー・モーガンとベニー・ゴルソン
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズフロントのリー・モーガンとベニー・ゴルソン

リー・モーガンリー・モーガン
ホールにはたくさんのお客さん。
この人たちはこの時初めてあの名曲「モーニン」を聴く。
リー・モーガンのドアップ。
画質がいいので口元や指使いがよくわかる。

こんなすごい映像、実はある偶然から発見されたらしい。
当初、フレディ・ハバードをフィーチャーした1965年のアート・ブレイキーのコンサートを収録する予定であったが、ベルギーにマスターテープの送付を依頼したところ、間違ってこの1958年のこのコンサートの映像が送られてきたらしい。
この映像、実に48年間も人知れず埋もれていたということだ。2006年にDVDとなって発売され、リー・モーガンのファンの間で話題になった貴重な1枚だ。


ちなみに当初予定されていた1965年のフレディ・ハバードがフィーチャーされたコンサートのDVDは、2009年にちゃんと発売されているようだ。↓

アート・ブレイキー - ライヴ・イン '65 《ジャズ・アイコンズ DVDシリーズ4》アート・ブレイキー - ライヴ・イン '65 《ジャズ・アイコンズ DVDシリーズ4》
曲名リスト
1. The Hub
2. Blue Moon
3. Crisis
4. NY Theme
アート・ブレイキー(dr)
フレディ・ハバード(tp)
ネイサン・デイヴィス(sax)
ジャッキー・バイアード(p)
レジー・ワークマン(b)
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