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先日ブルーノート東京でファブリツィオ・ボッソ(Tp)を聴いてきました。


FABRIZIO BOSSO QUARTET ブルーノート東京ファブリツィオ・ボッソ ブルーノート東京

ファブリツィオ・ボッソはイタリアのジャズ・トランペッター。
最近イタリアのジャズ界は大変話題が多いです。サックスのフランチェスコ・カフィーソやマックス・イオナータなど、ジャズの本場アメリカのアーティストの人気を上回る勢いだ。
そして今回聴いてきたファブリツィオ・ボッソも今もっとも注目されているジャズ・トランペッターと言えるだろう。


FABRIZIO BOSSO QUARTET ブルーノート東京
(C)BLUE NOTE TOKYO OFFICIAL BLOG

私が聴いたのは9/20(月)の1stステージ。
話題のボッソをじっくり聴きたかったので、いい席をねらって早めに行きました。
その甲斐あって受付番号4番!ど真ん中のややうしろに座りました。

いやー素晴らしかったです!
まずなんといってもルックスがかっこいい!ジーパンに白シャツ、そしてシックに黒のベストを着てやや色のついたクールなメガネをかけ、背も高い。
かっこよすぎです。


1曲目、ファンキーな雰囲気で始まり、いきなりボッソワールドに引きづり込まれたかと思っていたら、突然「SOMEDAY MY PRINCE WILL COME」のテーマ・・・「えっ、この曲だったの!?」・・・それに続いてバンドもオーソドックスなジャズワルツになり、会場を沸かす。
ボッソは4ビート、ファンク、ラテン、バラード・・・どんな音楽も最高のプレイを聴かせてくれる。
今回のステージでは、アンコールを含む全8曲のほとんどが私の持っている数枚のCDに収録されており、よりいっそう感激させられた。


【9/20 1st show セットリスト】
1.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
2.BOSSAND
3.BLACK SPIRIT
4.DO YOU KNOW WHAT MEANS TO
   MISS NEW ORLEANS
5.ROLLING WITH MR.TUCCI
6.WOMAN'S GLANCE
7.SPIRITO LIBERO
<アンコール>
8.NUOVO CINEMA PARADISO
【ファブリッツィオ・ボッソ・カルテット+1】
Fabrizio Bosso(tp)
ファブリッツィオ・ボッソ(トランペット)
Roberto Cecchetto(g)
ロベルト・セチェート(ギター)
Luca Mannutza(p)
ルカ・マヌッツァ(ピアノ)
Luca Bulgarelli(b)
ルカ・ブルガレッリ(ベース)
Lorenzo Tucci(ds)
ロレンツォ・トゥッチ(ドラムス)


ファブリツィオ・ボッソ ブルーノート東京
(C)BLUE NOTE TOKYO OFFICIAL BLOG

世の中には魅力的なラッパ吹きはたくさんいるが、トータル的に優れた奏者は意外に少ないように思う。しかしボッソの場合、数々の演奏を聴いてみても「弱点」が見あたらない。

ファブリツィオ・ボッソのトランペットの音は、場面ごとにいろいろな音色に変化する。
パワフルで張りのある音。
まるでフリューゲルのような柔らかく透き通った音色。
吹き込む息の半分ぐらいしか音になっていないような枯れたサブトーン。
これらの音を自分の意思で吹き分けているようだ。

そして広い音域。実音ローFからハイFまでの3オクターブをず太い音色で吹き鳴らす。たまにあえてマイクをよけ、生音を聴かせる場面もあったがそれでも十分なくらいよく鳴っている。
そして何といってもアドリブのすごさは圧巻でした。・・・んー・・・どう表現すればいいのか・・・。これでもか、これでもかとゾクゾクするようなフレーズが絶えることなく吐き出されていく。
会場のお客さんは完全にボッソのプレイに引き込まれていたようだ。特に印象に残ったのは、ボッソのソロの前に演奏した他のメンバーのソロへの拍手。ピアノやギターのソロが終わったときの拍手がすぐに止んでしまう・・・というより拍手自体が少ない。そのあとに続くボッソのソロを一音たりとも聴き逃したくないのだ。お客さんは皆そう思っていたに違いない。
一音一音に魂が入り、無駄な音がまったくない。誰もがソロの最初から夢中にさせられてしまうのだ。

ボッソはライブ開始から曲間もまったく喋らず、曲紹介もないままラストの7曲まで一気に演奏した。
最後の曲の途中、やっと声を出しメンバー紹介などほんの少し喋り、演奏は終了した。

そして客席からはアンコールを催促する拍手。
再びメンバーがステージに戻り、アンコールの演奏が始まった。
しっとりとした静かな雰囲気で始まり、テーマが出てきたとき私は全身鳥肌に覆われた。

その曲は「NUOVO CINEMA PARADISO」(ニュー・シネマ・パラダイス)。

ニュー・シネマ・パラダイス
ニュー・シネマ・パラダイス
ファブリツィオ・ボッソの「ニュー・シネマ・パラダイス」はこのCDで聴くことができる。
このほか「Georgia On My Mind」なども後半の盛り上がりで鳥肌たちます。
このアルバムとくにおすすめです。
最後にこの曲をもってくるとはなんというドラマチックな演出でしょう。
半分息が漏れているような枯れたサブトーンでしっとりと歌い上げるボッソの泣きのトランペット。会場のすべての人がその魅力的な演奏に聴き惚れている。
ボッソがテーマを吹いたあと、ピアノソロがしばらく続き、そして再びボッソがアドリブをとることなくテーマを吹き、曲が終わった。
お客さんは完全にノックアウト状態。拍手とともにどよめきすら聞こえてきた。
大抵はもう一度ぐらいはアンコールの拍手が起きるのだが、ノックアウトをくらって伸びてしまったかのようにアンコールの拍手は起きなかった。

アンコールを含む全8曲が終了し、至福の1時間はあっという間に過ぎ去った。

今までブルーノートには何十回来たことか・・・もちろん他の会場も含め、様々なアーティストのライブを今まで何回聴いたかなんて数え切れない。その中で今回のファブリツィオ・ボッソの演奏は自分のなかでは「最高」に近いと思う。

また近いうちに来日されることを期待します。

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数日前、京急蒲田にある楽器店「舶来管楽器シアズ」に行ってきました。
目的は中1の息子のマウスピース選び。
中学の吹奏楽部でトランペットを始めてまだ5ヶ月の初心者なので、楽器は私のバック180を貸してあげているのですが、そろそろマウスピースは本人に合ったものを使わせたほうがいいかと思い、いつもお世話になっているシアズさんに行ってきたのです。
とりあえずバックの1-1/2C、3C、5C、6Cを出していただき、息子には「吹きやすさと口当たりで選んでごらん」とだけアドバイスし、あとは自由に吹かせました。
早い段階で3Cと6Cに絞り込んでいたようでしたが、最終的に6Cに決まり。それでもいっちょまえに1時間ぐらいかけてましたね。

そしてここからが私のお楽しみタイムです!

実は以前から気になっていたトランペットがあり、試奏させてもらうべく自分のマウスピース、そして比較するための自分の楽器(YTR-83)も持参してきたのです。

気になっていたトランペットとは、シアズのオリジナル・トランペット「ZORRO(ゾロ)

安いのによく鳴るということで、じわじわと噂が広がっていて、最近mixiでもゾロ・トランペットの話題で盛り上がっていたからです。

ZORRO ModelⅡ ラッカー仕上げ ML
zorro_thumb.jpg 
※写真の撮影及び当ブログへの掲載は許可を頂いております。

>> ZORRO(ゾロ) トランペット

見た目は同じですが、写真上はベルのみライトウエイト仕様、下が標準仕様です。
いずれもラウンド型とスクエア型の2種類のチューニング・スライドが付属されるということで、2種類の吹奏感を楽しむことができる。
そして価格は5万円ほど(ラッカー仕上げ)。今はセール期間中ということで5万円を切っている。

いよいよ試奏。

低音から高音まで、そしてピアノからフォルテまでいろいろと試してみる。
第一印象は、「素直な楽器」だということ。吹きやすく、音程もいい。そして肝心の音色だが、これは演奏者次第でいろんな音色を表現できそうだ。
ソフトに吹けば柔らかく暖かい音色が出る。そしてたくさん息を吹き込めば明るく張りのある音色でよく響く。
そしてハイノート・・・ほんとによく鳴ります!ハイB♭から上のキツい音域も、ほど良い抵抗感が唇の振動をサポートしてくれているようでほんとに気持ちよく鳴ってくれます。

2種類用意されているチューニング・スライドだが、スクエアのほうはほど良い抵抗感で大変吹きやすく、初心者でも比較的楽に吹けるのではないでしょうか。
そしてラウンドクルークのほうは、全音域においてオープンな吹き心地で、特に高音域では伸びがあり、とにかくよく鳴ります。ビッグバンドなどでは特に威力を発揮してくれるでしょう。

また、ライトウエイト・ベル仕様と標準ベル仕様の差はそれほど大きくないが、ライトウエイト・ベルのほうが、自分の音をより感じやすいようです。

5万円のトランペットというとだれもが「それなりの楽器」というイメージを持ってしまうと思います。しかし、現在の楽器は昔と違って価格差ほどの違いはなくなってきていることは事実です。
トランペットを試奏する際は、価格による先入観を捨て、純粋に比較していく必要があるでしょう。

今回はラッカー仕上げのみ試奏させていただきましたが、また機会があったら今度はシルバーも試してみたいです。

そして今秋、このゾロ・トランペット関連の更なる朗報もありそうな予感です。
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