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前回、前々回と書いてきたカウント・ベイシー・オーケストラとの貴重な体験の中で、特に印象的だったことを書いてみます。

コンサート本番での共演者に選ばれた人はリハーサルで一回演奏しました。
リード・トランペットを担当した私はもちろんベイシー楽団のリード・トランペット奏者Mike Williamsさんのとなりで演奏しました。こんな夢のようなポジションで吹くからには何か一つでも吸収して帰らねば!という思いで演奏しました。

リハでは本番のアンコールで共演する曲「FUN TIME」を一度通しました。

とにかくダイナミクスがすごい!
「p」の音量・・・ここまで小さく吹くのか!と驚くほど小さい音で吹いている。
リード・トランペットがこんなに小さい音量では客席に聴こえないんじゃないかと思うほど小さい。
それでも全員が本当に小さい音で吹いているからちゃんとリード・トランペットの音は一本の線となって前に飛んでいく。

一方「f」の音量はというと、驚くほど大きいということはなかった。
われわれアマチュア・ビッグバンドで出している「f」とだいたい同じぐらいの音量だろうか。と言ってもその響き自体の厚みは全く違う。おそらく各プレイヤーのピッチやボリュームが絶妙なバランスで鳴ることで、このような迫力のあるサウンドが生まれるのだろう。

「ダイナミックスは大げさに!」とよく言われるが、「f」をばかでかい音を出すのではなく、「p」をより小さく吹けるようにすると、カウント・ベイシー・オーケストラのようなサウンドに少し近づけるかもしれません。

そしてあのグルーヴ感はなんだろう!!
音が散ってない。ひとつにまとまったグルーヴ感・・・「タイトなスウィング」って表現がいいかもしれない。
要するにどんなにスウィングしても、奏者全員の「タイム」がピッタリ合っているのだろう。


・「p」をすごく小さく吹くこと。
・ピッチを合わせること。
・全体の中での自分の出すべき音量に気をつけること。
・「タイム」を合わせること。

この4つができればアマチュア・ビッグバンドでもベイシー楽団のようなアンサンブルも夢ではない気がしなくもない。
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2/21の日記の続き。

2/7(日)カウント・ベイシー・オーケストラ平塚公演が終わり、その夜平塚市内のホテルで「ウェルカムパーティー」が開かれた。

出席者は、カウント・ベイシー・オーケストラのメンバー全員と、クリニックに参加した人、その他一般の方も多数出席していた。

形式は立食パーティー。会場では横浜で活動しているベイシーものしか演奏しないビッグバンド「YCBジャズ・オーケストラ」が、数々の名曲を演奏し会場を盛り上げていた。
カウント・ベイシー・オーケストラ「ウエルカムパーティー」
左の男性はリード・トランペットのMike Williams氏


会場ではベイシー楽団のメンバーと一緒に写真を撮ったり、サインしてもらったり、質問したり、なんとも贅沢な時間を過ごしている。

私ももちろんメンバーと写真を撮らせてもらったり質問したりと夢のような時間を満喫していた。

そして、今回のクリニックでお世話になったトランペットのJames Zollarさんのところに行き、この日一日のお礼を言い、そして一つ質問した。

トランペットでシェイクする場合、高音域は倍音の間隔が狭いのでやりやすいが、低音域の場合は倍音の間隔が広くなる。(シェイクが指定されている音符とその一つ上の倍音が3~4度開いていたりする)
このような場合、ピストン操作を使ったりしますか?それともすべてリップトリルでやりますか?という質問。

するとJames Zollar氏は、「私の場合、低音域でもピストン操作は使わない。」と答えた。
この時の一連の会話のやりとりは、私の未熟な英語力ではお互いの微妙なニュアンスがすれ違う。それでも彼は私にいろんな事を伝えたがっている。
すると彼は、「このホテルの私の部屋に楽器があるから実際に吹いて見せてあげる。」と言った。(彼らは前日からこのホテルに泊まっており、この日もここに泊まる。)

私はその言葉が信じられず、私の聞き取りミスかと思った。が、彼は手招きし、歩き出した。
2人で会場を出てZollar氏の部屋に到着。そして私を部屋に入れてくれた。
部屋に入ると彼は早速トランペットのケースを開け楽器を取り出した。そしてヤマハ・サイレントブラスのミュートを取り出し、ベルに取り付けた。
そして中低音域でのシェイクを実際に吹いて見せてくれた。音によっては替え指を使ったり、その他様々なパターンを吹きながら詳しく解説してくれた。英語が苦手な私にとってまさに「百聞は一見にしかず」だった。

ジェームス・ゾラー氏
ジェームス・ゾラー氏
およそ15分か20分ほどのレクチャーが終わり、私はお礼を言い、部屋を出る前に図々しくも「1枚写真を撮らせていただけますか?」と言うと、「もちろんさ!」みたいな感じで写真を撮らせてくれた。(右の写真)


世界一のビッグバンド、カウント・ベイシー・オーケストラのメンバーとともに一時を過ごす。これだけでも信じがたいことだが、そのメンバーから、しかも個人的にいろいろと教えていただくなどということは本当に信じられない。そして、言葉がうまく伝わらない私に対し、一生懸命教えてくれるその姿に大変感動しました。
できればもう一度お会いし、直接お礼を言いたいと心から思います。


あこがれのカウント・ベイシー・オーケストラ・・・その一人一人は皆陽気で気さく、えらぶったところなどまったくない。

最初は近寄りがたかった彼らも、接してみるとなんら一般人と変わらない楽しい人たちだった。

このように一生に一度あるかないかの夢のような一日が終わったのである
世界の最高峰ビッグバンド、カウント・ベイシー・オーケストラが今月来日し、ジャパンツアーをおこなった。

昨年秋ごろ、たまたまこの情報を知り、自宅から比較的近い平塚市民センター公演があるのを知った。

さらに何と、平塚公演ではコンサート当日、カウント・ベイシー・オーケストラのメンバーによるビッグバンドクリニックが開催されるという。そしてその受講者を募っていた。同時に見学者も募集。
私はこんなすごい企画は2度とないかもしれないと思い、迷わず応募した・・・もちろん受講者として。
募集定員はビッグバンド3つ分の人数・・・つまりトランペットは12名だ。

クリニックの課題曲は「Fun Time」と「April In Paris」の2曲。
いきなり当日を迎えるのではなく、事前に3回練習会を行い、ある程度曲を完成させておいてから当日のクリニックを受けるというスケジュールになっている。この3回の事前練習会では各楽器ごとに国内のプロのミュージシャンが指導してくれる。
この事前練習会でのトランペットの講師は、コンボからビッグバンドまで様々なシーンで活躍されている鈴木正晃さん。

クリニックでは受講者を3グループに分ける・・・つまりビッグバンドが3つできるわけだ。
私は3つのビッグバンドのうちBグループのリード・トランペットを担当することになった。リード・トランペットは希望のポジションだった。

そして1回目の事前練習の日に公表されたビッグニュース・・・なんとコンサート当日のクリニックに参加した人の中で、ベイシー楽団のメンバーから選抜された人は、アンコールの1曲目「Fun Time」をステージで一緒に演奏できるという話だ!
ありえない、夢のような、嘘のような本当の話。
当然誰もが思う・・・「一緒にステージにのりたい!」

極上のニンジンをぶら下げられた受講生は皆、事前練習会に励んだ。
トランペット・パートでは、講師の鈴木正晃氏によるわかりやすい指導のもと、和やかな雰囲気で進行され楽しい3回のレッスンはあっという間に終了した。

カウント・ベイシー・オーケストラの講師の皆さん そしてコンサート当日・・・
AM11:00集合。そしてついに受講生が待つ会議室にカウント・ベイシー・オーケストラの講師を務めてくれるメンバーが登場した。会議室の空気が一変した。

「本当に来た!」

当たり前なのにベイシー楽団のメンバーが目の前にいることが信じられなかった。

そして11:30~13:00クリニック。各楽器ごとに別々の部屋に分かれてクリニックが行われた。
トランペットの講師は4thトランペットのJames Zollar氏。
すぐに曲に取り掛かるのかと思っていたらそうではない。まずはトランペットの基礎的な部分から入る。ウォームアップのやり方や普段の練習方法、注意点などじっくり教えてくれた。
そして課題曲「Fun Time」と「April In Paris」をそれぞれ各フレーズごとに丁寧に教えてくれる。ジェームス・ゾラー氏は各パートを実際に吹いて手本を示してくれる。
ここで強く印象づけられたことは、「きちんと吹く大切さ」。歌い方やダイナミクスを考える前に、とにかく「譜面に書かれていることをきちんと吹く」ということだ。これは当たり前のことだが意外にできていないことが多い。

トランペット・パートの教室講師のJames Zollar氏と鈴木正晃氏

ウォームアップのやり方から始まり課題曲2曲のレッスンで1時間半はあっという間に過ぎ去った。

レッスン室を出ようとしたときゾラー氏が私のもとへ。

「あなたをステージへ・・・」(!!!!)
「ぜひやらせてください!」

このあとの昼食は食べ物がのどを通らなかったのは言うまでもない。
それでもおにぎりを1つ、なんとかお茶で無理やり流し込んだ。

リハーサル前の光景
そして今回のもう一つの目玉、リハーサル見学。これも普通では見ることのできない貴重な体験だ。
受講生は大ホールの客席に座り、カウント・ベイシー・オーケストラのリハーサルを見学する。
リハーサルを実際に見てみると、リハーサルと言ってもサウンドチェックが主な目的のようだった。それもそのはず、彼らは世界一のビッグバンドである。今さら「ここはもっとこうして・・・」などという話が出るはずもないだろう。
何曲かさらりと演奏し、それを2ndトランペットのScotty Barnhart氏が音をチェックする。
ちなみにカウント・ベイシー楽団はあまりPAを使わず極力生音(なまおと)を聴かせることで知られているが、今回マイク本数は、トランペット2本、トロンボーン2本、サックス3本、ピアノに2~3本、なんとドラムには1本も立てられていなかった。そしてその音量はわずかでリハも本番もマイクは飾りとしか思えないほどで、聴こえてくる音はほとんど生音だった。

そしてリハーサルの最後に共演者に選ばれた人がリハに参加。「Fun Time」を一度通す。
私はリード・トランペットのMike Williams氏の隣に立ち一緒に演奏した。リズム・セクションの躍動感とホーン・セクションのハーモニーが混ざり合い、言葉では到底表現できないリッチなサウンドがそこにはあった。

まずはリハーサルで夢の共演!「FUN TIME」を演奏中



そして時間が経ち・・・

いよいよコンサート開始。
受講者は全員客席でコンサートを楽しむ。
私は久しぶりに聴くカウント・ベイシー・オーケストラのナマ音。正直1曲目、この重圧なサウンドに心を奪われ涙が溢れ出そうになった。

そして2ステージの指定のところで客席を抜け出し共演のスタンバイ。
控え室で共演者に選ばれた人たちが緊張しつつも少し口慣らし。

そしてスタッフに連れられ、いよいよステージ横へ。ステージ上ではアンコールの2曲前を演奏している。
緊張が増すのと同時にワクワク感もこみ上げてきた。

そしてついにその時がきた!
アンコールを催促する会場の拍手。そしてついにステージへ。
共演者はそれぞれのポジションのメンバーのとなりに立って演奏。私はリード・トランペットのMike Williams氏のとなりへ。

夢のひと時が始まった。
「Fun Time」
演奏が始まると少しずつ緊張がほぐれ、同時に嬉しい気持ちが全身を巡った。それはまさに"FUN TIME"そのものだった!
最初のフレーズを吹き終わり、数小節休み。そして次の音符のところへ・・・しかしリードTpのWilliams氏だけが楽器を構えない!!

「えっ!?」

彼の「任せたよ」的なわずかなゼスチャー!
「うっそ!」(←心の声)
そしてリード・トランペットを一人で吹く・・・緊張・・・しかしこれは例えようのない「快感」だった。無理やり例えるならば、子供のときに思い描いた「雲の上に寝そべる感じ」と言えば伝わるだろうか?躍動するカウント・ベイシー・オーケストラのサウンドの中でリード・トランペットを吹く。
カウント・ベイシー・オーケストラの一番頂点の音を自分が吹いている!信じられなかった!!
それはまさに「至福の時」だった。
曲の大半を一人でリードを吹き、曲の後半に流れ込む。最後の盛り上がるあたりからMike Williams氏も吹き始め、ず太いハイノートを放ち、「Fun Time」は大盛り上がりで終わった。

リードTpを一人で演奏中!!本番中のトランペット・セクション


コンサートが終わり、もう一つの楽しみがあった。
それは、平塚市内のホテルで行われる「ウェルカム・パーティー」。
カウント・ベイシー・オーケストラのメンバーたちとの立食パーティーである。私はもちろんこれにも申し込んでいた。
この会場でも私にとって驚きの出来事があった・・・。

つづく。
こんにちは。

トランペット情報ネット」の管理人です。
はじめてブログというものをやってみようと思います。

サイトの記事にするほどではないようなちょっとした話題や出来事・・・その他なんでも気まぐれで書いてみようかと思って始めてみます。

飽きたらすぐやめてしまうかもしれません。。。

というわけでよろしくお願いいたします。
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